HPM7(プリハードン鋼)

鉄鋼

HPM7は、納入時硬さ29〜33HRCのプラスチック金型用プリハードン鋼です。

HPM7の特徴

被削性においては、SCM系中・大型用として優れた被削性と同時に、きわめて良好な溶接性を有しています。優れた窒化特性を有します。

その他、汎用意匠品に適した、安定した鏡面仕上性を有しています。

 

HPM7は、日立金属株式会社の商品名です。

プラスチック金型・プレス金型用鋼における同等品は以下の対照表をご参照ください。(双葉電子工業調べ)

プラスチック金型用鋼ブランド対照表

使用時の硬さ 相当規格 双葉規格品 材料メーカー
日立金属 大同特殊鋼 日本高周波鋼業
28~33 SCM(改)

(溶接性良好)

HPM7

PXA30

PX5

HPM7 PXA30

PX5

PX7

KPM30

 

プレス金型用鋼ブランド対照表

使用時の硬さ 相当規格 双葉規格品 材料メーカー
日立金属 大同特殊鋼 日本高周波鋼業
28~33 SCM(改)

(溶接性良好)

HPM7

PXA30

PX5

HPM7 PXA30

PX5

KPM30

 

用途

・金型:プラスチック金型、プレス金型

・自動車部品、家電、OA機器、住設機器 など

 

HPM7の機械的性質

機械的特性

採取方向 硬さ

HRC

0.2%耐力

N/mm2

(kgf/mm2)

引張強さ

N/mm2

(kgf/mm2)

伸び

絞り

シャルビー衝撃値

J/cm2

(kgf・m/cm2)

L 32 854

(87.1)

975

(99.4)

20 55 67

(6.8)

T 32 853

(87.0)

973

(99.2)

17 45 61

(6.2)

引張試験片:JIS10号

衝撃試験片:2mmUノッチ

衝撃試験温度:296K(23℃)

 

縦弾性係数

縦弾性係数 N/mm2

(kgf/mm2)

20℃
 208,000

(21,200)

 

密度

密度 g/cm2
20℃
7.80

 

比熱

比熱 J/(kg・℃)
20℃ 400℃
469 670

双葉電子工業㈱「プレート総合カタログ レッドブック」 より 抜粋

 

上記表にもあるように、大断面材でも比較的均一な硬さ分布を示しています。

また、次のような窒化特性を有しています。

 

双葉電子工業㈱「プレート総合カタログ レッドブック」 より 抜粋

※機械的特性は、使用する機械、ビルド条件や測定条件によって異なることがあります。

 

注意

上記のデータは指定の材料、装置、パラメータセットを所定の試験手順によって測定されているものであり、この材料を使用して得られる全ての部品等について保証するものではありません。