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設計

新材料の紹介:アルミブスバー

2020年7月14日


今回の記事では、設計者の方が材料についてより詳しく知っていただき、設計に活かすことができるよう、新材料を紹介いたします。

 

アルミブスバーとは

技術情報に掲載した銅ブスバーにくらべ、比較的新しい材料としてアルミブスバーがあります。

銅ブスバーとの特性を比較をメインにご紹介いたします。

※参考記事:銅ブスバー

 

ブスバーで使用される電気伝導性の高い材質の一例

記号 比重 導電率 引張強さ 耐力
%IACS(20℃) N/mm2 N/mm2
純銅 C1020 O 8.9 100以上 195 76 JIS H3140より抜粋
純アルミ A1060P 2.7 62以上 70 30 双葉電子工業カタログより抜粋

※ブスバーに使用される材料は上記2種だけではありません。メーカーによって多種多様な材質でブスバーが製造されています。

 

使用用途

電気自動車やハイブリッド自動車業界

・リチウムイオン電池間の接続

・ジャンクションブロックやパワーコントロールユニット

電流計など装置業界

・リレーやブレーカーなど、装置間の接続

 

銅とアルミの違い

1.軽量

純銅と比較して純アルミの比重は約1/3と大幅に軽くなります。

純アルミの導電率は約62%なので、その分体積を大きくとる必要がありますが、約1.6~2倍なので差し引いても軽量となります。

体積を大きくとる必要があるため、狭い空間には不向きです。

 

2.コストダウン

銅とアルミの相場価格を見ると、銅はアルミの約2.5倍の価格になります。

 

3.加工性

板材から形状を抜く場合、タレパンよりもレーザーで抜いた方が形状の自由度が上がります。

しかし、銅は反射率が高いため、炭酸ガスレーザーではレーザーの反射により機械の故障する

恐れがあります(ファイバーレーザー加工機であれば加工することが可能です)。

アルミであればレーザー加工機を選択する必要がありません。

 

4.耐食性

銅は表面が錆びることにより、表面の錆が保護皮膜の役割を果たし金属内部の腐食を防ぎます。

このため耐食性の高い金属ではありますが、変色するため美観は損なわれます。

 

アルミは空気中で腐食を防止する酸化被膜を形成するので、高い耐食性を得ています。

表面処理を施すことで、耐食性を向上させることが可能です。

 

まとめ

銅とアルミの特性によって、使い分けることでコストダウンや性能向上など、様々なメリットがあります。

弊社でご相談に応じることもできるので、気になる方はぜひKabuku Connectをご利用ください!