3Dプリンター活用事例(食品業界)

3Dプリンター
2021年4月28日


今回のブログでは、食品分野における 3Dプリンター活用事例をテーマとしております。

日本では未だ余り馴染みがありませんが、海外では研究や市場への供給も少しずつ始まっています。

以下にいくつかの事例と市場情報をご紹介致します。

 

フードプリンターの市場

ポイント:

・2025年の予想市場規模はワールドワイドで約500億円

・2019年時点では約100億円で、2025年までは年間29.84%の割合で成長する見通し

・現時点では試験的な運用がメインだが、普及が始まれば飲食店や家庭でも使用される事が想定される

 

参照元:

https://sekapri.com/seminar_book/20200901-11303/

 

ノバミート社の事例

3Dプリント製造対象品:人造肉

ポイント:

・スペインのスタートアップ企業「ノバミート」社が3Dプリント肉の開発助成金(約3000万円)をスペイン政府より授与された

・植物由来の素材でステーキ肉と豚ヒレ肉をプリント可能

・豆と米由来のたんぱく質を主原料とし、オリーブオイル、海藻エキス、ビートジュースなどで味付けされ、本物の豚肉に近い味を出している

・ミシュランスターレストランにも採用されており、定番メニューとなっている

 

参照元:

https://sekapri.com/business/20210114-11985/

 

三菱商事社とアレフ・ファームズの事例

3Dプリント製造対象品:人造肉

ポイント:

・三菱商事社がアレフ・ファームズ社と協業して、日本国内での人造肉の販売を目指している

・アレフ・ファームズ社はイスラエルのスタートアップ企業で、3Dプリント肉の研究を行っており、これまでに約12.6億円の資金調達に成功している企業

・開発をアレフ・ファームズ社が担当し、三菱商事は傘下のローソン等の日本市場での販売チャネルを提供する形が予定されている

 

参照元:

https://sekapri.com/business/20210109-11961/

 

電通社の事例

AM製造対象品:和菓子

ポイント:

・風速・気圧・気温などの気象データから和菓子の形や色をデザインし、フードプリンターで製造を行う

・現在は既に終了しているが、2020/02/29 ~ 03/29 の間、六本木ヒルズのレストラン「THE MOON」で提供

されていた

・完全受注生産で価格は3,000円(税別)で販売

 

参照元:

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/17/news113.html

※画像はOPEN MEALSよりお借りしました

 

まとめ

フードプリンターは来るべき食糧難に向けて一つの解決方法として注目されており、上記の事例のような試験的な取り組みや研究開発が日々行われています。

現状、日本では昨年の電通社の事例のように期間限定で小規模な形でしか行われていないものの、コストや品質が改善されていくとともに世界中で普及する事が想像できます。