幾何公差 -円筒度
円筒度の幾何公差指示に使用します。
記号:
円筒度とは
丸棒や丸穴などの円筒形状が、どれだけ正確な円に近いのかを指定します。


綺麗な円筒形になるように設計していても、実際に製作した物は歪みや片寄りによって崩れた円になります。

例えば回転軸と軸受けのような、正確な円の形状が欲しい部品に対して歪みなどによる乱れの許容範囲を設定します。
※JISでは以下のように定義されています。
円筒度とは,円筒形体の幾何学的に正しい円筒(以下,幾何学的円筒という。)からの 狂いの大きさをいう。
公差域
物体の表面が公差の数値だけ離れた2つの円筒でできた公差域に入るように規制します。


図面指示の仕方
公差記入枠に真直度の幾何公差記号と公差域の数値を記入して、規制したい面や寸法線、面からの引き出し線などで指示をします。


