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【その他】アルミニウム合金の種類

現在、実用化されているアルミニウムは純度99.0%以上のものが純アルミニウムと呼ばれていますが、他の合金元素を添加した「アルミニウム合金」もひじょうに多く使用されています。

アルミニウム合金は、最終製品に対する各種の要求や、用途に必要な性質によって、展伸用合金と鍛造用合金に大別でき、さらにそれは非熱処理合金と熱処理合金に分けられます。

非熱処理合金とは、圧延など冷間加工によってのみ強度を高めることのできる合金で、熱処理合金とは、溶体化(焼入れ)や時効(焼戻し・金属材料の特性が時日の経過につれて変化すること)などの熱処理でより高い強度が得られる合金をいいます。

もちろん、熱処理合金も熱処理のあとで、熱処理のみで得る強度より高い強度をあげるために冷間加工することもあり、非熱処理合金にも焼なましや安定化のような熱処理を行なうことがあります。

これらの合金は、主な添加元素の種類によって、さらに数種の合金系に分類されます。

アルミニウム合金の分類

 

アルミニウムと他の金属の比較

 

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