3Dプリンター活用事例(航空宇宙 Part 3)

3Dプリンター
2021年3月3日


今回は、航空宇宙分野における 3Dプリンター活用事例をご紹介致します。

 

Sandia国立研究所の事例

AM製造対象品:ディーゼル燃料噴射器

ポイント:

・使用機械は Markforged Metal X, 素材は 17-4 ph SS(SUS630)

・それまでの噴射器は SLS 式のプリンターと切削加工された部品の組み合わせで製造されていた

 全部品が揃うのに数週間、部品の製造費も合計で数万ドル以上掛かっていた

・設計やフローを一新し、Metal X のみで部品を製造し、社内で部分的に切削仕上げをすることで納期短縮とコストダウンを実現

 

参照元:

https://markforged.com/additive-manufacturing-movement/sandia-diesel-fuel-injector-adapter/

 

ANYWAVES社の事例

AM製造対象品:小型衛星用アンテナ

ポイント:

・使用機械は 3D CERAM 製、使用素材はジルコニア

・採用理由はジルコニアの持つ耐熱性の高さ、及び周波数特性にある

・同社は先ず機械メーカーである 3D CERAM社と入念な打ち合わせやリスクの洗い出しを行い、それらを解決したのちに製造をスタートした

・2020年12月時点で形状は既に決定し、最終採用のテストに向けて動いている

 

参照元:

https://www.3dprintingmedia.network/anywaves-satellite-antennas-ceramic-am/

 

CERN(欧州合同原子核研究機構)の事例

AM製造対象品:

ポイント:

・使用機械は 3D Systems 製、使用素材は TiGr23 チタン合金。

・同研究所では切削部品をメインとしていた時から、理想的な形状の設計は出来ていたが、製造することができなかった。この設計を AM で作ることによっては実際に形にすることに成功した。

・大きなメリットとなったのは、複雑系を可能とすることで達成しうる軽量化と排熱性

・記事の中では一例として、チタンで作られた-40°まで温度を保つクールバーや、ラメラ熱交換器が紹介されている

・特に推進器や噴射器周りで使用される部品は軽量化の恩恵が大きいため、今後も AM 技術が大きく影響すると見込まれている

参照元:

https://www.3dprintingmedia.network/am-new-chapter-fluid-flow-applications/

 

今回紹介させて頂いた中で使用されている機械や素材は弊社の方でもご対応が可能です。

航空宇宙分野に限らず、ご興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。