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基礎単位について

 

 現在の日本では【工学単位系】と【SI単位系】2種類の単位系を使用しています。

 日本では【工学単位系】が長い間工学分野で使用されてきましたが、1992年に軽量法が改正されて以降、【SI単位件】への移行が進められています。

 しかしながら、未だに従来の工学単位系が用いられいる状況も少なくないため、両単位系の違いを把握しておくと良いでしょう。

 【工学単位系】と【SI単位系】は、計算による相互の換算が可能となっており、状況によって必要とする単位系への換算をして使用できるようにしましょう。

 

・工学単位系

 m【メートル】,kg【キログラム】,s【秒】の3つの単位を基本とした単位系で、これらの記号を組み合わせて、様々な量の単位をあらわすことができます。重力単位系とも呼ばれています。

 日本では昔から長い間使われてきましたが、現在ではSI単位系への移行が進んだため、正式な文書では使用しないように気を付けましょう。

 

・SI単位系(国際単位系)

 十進法をベースに7つの基本単位に、組立単位と接頭語で構成される国際的に共通化された単位体系です。

 図面を含む公式文書には、一般的にこの単位系が使用されています。

 

・SI接頭語

 【工学単位系】でも【SI単位系】でも単位記号の前につけて使用する記号です。

 例えば、1,000 m【メートル】 を 1k【キロ】m【メートル】のように使用ます。

 

SI接頭語

倍数 接頭語 記号 倍数 接頭語 記号
1018 エクサ E 10-1 デシ d
1015 ペタ P 10-2 センチ c
1012 テラ T 10-3 ミリ m
109 ギガ G 10-6 マイクロ μ
106 メガ mol 10-9 ナノ n
103 キロ k 10-12 ピコ p
102 ヘクト h 10-15 フェムト f
101 デカ da 10-18 アト a

 

JIS  Z 8000-1:2014より抜粋

 

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