3Dプリンターを活用したユニークな事例

3Dプリンター
2020年8月26日


今回のブログでは特定業界に属さない、ユニークな3Dプリント技術の活用事例ご紹介します。

全く同じものを作ろう、というケースはあまり無いとは思いますが、使い方や考え方において事例活用のヒントとなる情報をピックアップいたしました。

 

サンドビック・コロマント社の事例

AM製造対象品:ギターボディ(素材:チタン64合金)

ポイント:

・同社は国内でも法人設立されている超硬工具メーカー。

・本社のあるスウェーデンにて有名なロック歌手「Yngwie Malmsteen」の為に壊れない事をコンセプトとしたギターを提供

*「Yngwie Malmsteen」は歌以外でも毎回ライブの際にあらゆるギターをロックパフォーマンスとして壊す事でも有名

・同社は先ず既存のギターはどう壊れるかを分析し、部品レベルまで設計を見直す事から開始

・AM技術で製造した部品はいくつかあるが、尤もキーとなったのはボディ部分

・完成したギターは人の力で行う考えうるストレスを与えても壊れなかった

・実際に同歌手がライブの際に使用した所、ギターをぶつけた対象が壊れる事は有っても、ギターそのものは最後まで壊れなかった

・AM技術で製造された物は強度が弱いと思われがちだが、実際は問題はAM技術ではなく、設計技術にあると言える

参照元:

https://news.3deo.co/the-unbreakable-guitar

 

英国国防省の事例

AM製造対象品:爆発物

ポイント:

・爆発物の威力は装薬の形状に依存するため、今まででは作れなかった形状で、より効率的な爆発物の開発を行うことが目的

・単純な威力だけではなく、デザインが完成して正式採用されれば、活動が行われている現地でいつでも必要な分だけプリントする事で、輸送コストや在庫管理コストの削減も期待されている

・目的に応じて形状を変えたりする微調整も容易に行える可能性もあり、現在同国では本格的な研究が行われている

参照元:

https://3dprintingindustry.com/news/uk-defence-agency-plans-to-3d-print-high-explosives-169082/

 

リーズ市立博物館の事例

AM製造対象品:3000年前のミイラの声道

ポイント:

・同博物館はイギリスの北部にあり、「ネシャムン」という名の古代エジプトのミイラが展示されている

・このプロジェクトでは「ネシャムン」を CT スキャンにかけ、その声道を3Dプリントして、どういった声だったかを検証する事が目的

・ミイラを傷付ける事なく、生前のそのミイラの声を再現する事に成功

・参照元に実際に録音された声が聴けるyoutubeのリンク先がありますので、興味のある方は一度聞いてみてはいかがでしょうか?

参照元:

https://gigazine.net/news/20200124-voice-3000-year-old-mummy/

 

まとめ

今回のケースはいずれも汎用性が低く、一般的なではない事例をまとめさせて頂きました。

しかしながら、こういったケースは少量しか作らないことが多いため、AM技術の活用方法としては実は理に叶っております。

全く同じようなお悩み・ご要望を抱えているケースは少ないかもしれませんが、もし何かワンオフの部品、製品を作られる際はぜひAM技術も一つの手段として検討してみてください。