3Dプリンター活用事例(建築業界 Part2)

3Dプリンター
2021年5月25日


今回は、建築分野における 3Dプリンター 活用事例をテーマとしております。

日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では研究や市場への供給も少しずつ始まっています。

以下にいくつかの事例と市場情報をご紹介致します。

 

COBOD社の事例①

AM製造対象品:2階建てアパート

ポイント:

・製造したCOBOD社はデンマークの建設会社

・ドイツ初の3Dプリント住宅

・広さは80平方メートルの二階建てで、素材はコンクリート

・建設プロジェクトにはノルトライン=ヴェストファーレン州政府も協賛

・初回プロジェクトにつき、慎重に製造した結果時間が掛かったとされるものの、今後はより時間やコストの改善を行っていくとの事

 

参照元:

https://sekapri.com/%e5%bb%ba%e8%a8%ad/20200930-11444/

 

COBOD社の事例②

AM製造対象品:3階建てアパート

ポイント:

・広さ380平方メートルの3階建てで、素材はコンクリート

・主要ブロックを3Dプリンターでプリントし、壁部分も現場でプリントする形で建設された

・使用した機械は「BOD23D」、1時間辺り10トンのコンクリートを使用可能

・本プロジェクト以外にも同社はドバイでの建設も行われている

 

参照元:

https://sekapri.com/%e5%bb%ba%e8%a8%ad/20201118-11698/

 

L&T建設社の事例

AM製造対象品:2階建てアパート

ポイント:

・手がけた会社はインドの建設会社「L&T建設」、使用機械は「COBOD」社のプリンター

・広さ65平方メートルの2階建てで、素材はコンクリートミックス

・一般的なモルタルベースのコンクリートよりも低コスト化に成功

 

参照元:

https://sekapri.com/%e5%bb%ba%e8%a8%ad/20210115-11989/

https://www.3dprintingmedia.network/cobod-printer-builds-a-concrete-two-storey-building/

 

マイティ・ビルディングズ社の事例

AM製造対象品:住宅

ポイント:

・カリフォルニア州に位置する2017年設立のスタートアップ企業で、累計約32億円の資金調達に成功している

・同社開発したプリンターは広さ32.51平方メートルの住宅を24時間で建設可能

・使用素材はライトストーンという紫外線硬化性人工石

・建設された住宅の参考価格は32.51平方メートルで1,219万円、65平方メートルで1,791万円

 

参照元:

https://sekapri.com/%e5%bb%ba%e8%a8%ad/20201027-11586/

 

SQ4D社の事例

AM製造対象品:住宅

ポイント:

・米国発の3Dプリント販売住宅、価格は50年保証付きで299,999USD(約 3300万円)

・広さは130.06平方メートルの居住スペース、69.67平方メートルのガレージ

・間取りは寝室が3部屋とバスルーム2部屋

・周辺の同じ規模の住宅と比較し、半分以下の価格にコストを抑える事に成功している

 

参照元:

https://www.3dprintingmedia.network/first-commercial-3d-printed-house-in-the-us-now-on-sale-for-300000/

 

まとめ

日本では耐震性などを含め、実際に人が居住できる住宅としてはまだ3Dプリント建造物の実績はありませんが、建設にかかるコストやスピードの観点から将来的には有用になってくるかと思われます。

また、家や賃貸の建物としては難しくとも、仮設住宅やプレハブとしての活用なら現時点でも十分検討可能かもしれません。